中学英語のテーマと目的
中学校の教科書が2025年4月に変わります。
東京書籍発行の“New Horizon(ニューホライズン)”の英語の教科書は、
この地域の人々に長年親しまれている公立の小・中学校の教科書です。
来春の中学教材改訂では、つぎのことがテーマとなっているそうです。
*自分のことをもっと伝えたい
*相手のことをもっと知りたい
*世界のこと、日本のことをもっと見てみたい
*目的意識をもって言語活動ができるようになりたい etc
『未来を担う地球市民の育成』という壮大なテーマの下に
多様な文化や価値観を持ってもらおうと工夫されています。
「ダイバーシティーメモ」や「SDGS題材」など、、、
積極的に世界とつながろうとする若者たちの心の育成のとり組みにも工夫がされています。
日本は現在「2025年問題」という、さけては通れない課題を抱えています。
少子高齢化による労働人口の大幅な減少、日本のGDP(国内総生産)の向上など、課題は山積です。
それらの問題を放置することは、日本人の「生活水準を下げ」「労働力不足を加速」させることとなるのです。
また、全人口にしめる外国の方々の割合は、2022年に2.4%です。
2070年の予測は12.4%と言われていますが、
このまま経済が成長しなければ「選ばれる国」となることも見込めなくなります。
教育改革は未来の日本にとって、不可欠で急ぎの課題であるといえます。
英語力を高めることは、イコール世界観を広げることとなるのです。
私たち英語の指導者には単に昔ながらの理屈を教えるやり方ではなく、
この国の未来を見すえた多面的な価値観の伝導を求められているのだと、
夏の講習内容を Planしながらエリを正す思いをしている今日この頃です。